ドラム練習アプリ、「Groove Freedom」を使ってみました
Groove Freedom というアプリの作者と友達になりました。しばらくドラムやっていなかったのですが、いい機会だと思って早速利用してスタジオに入ってみました。
ざっくり特徴 (App Storeの記載内容を適当に翻訳しました)
ハイレベルなドラムパターンを練習できる、最先端の技術を使った革命的なアプリです。
有名なメディアで下記のような賞を受賞しました。
- "すべてのドラマーが知っておくべきiOSアプリ" (MODERN DRUMMER MAGAZINE)
- "BEST DRUM APP OF 2015" (DRUM! magazine)
レッスンはすべてMike Johnstonの GROOVE FREEDOM の本の内容になっています。
- 4つのチャプター:バスドラム、スネアドラム、世界のグルーヴ、32符音符にチャレンジ
- 85種類以上のレッスン
- そのうち28種類のレッスンは、"Groove Breakdown" 画面を利用して細かく部分ごとに練習することができます。
- テンポやボリュームを変えるのはもちろん、ステレオパンや各パートをミュートしたり、リピートする回数を指定など自由自在です。
- 練習履歴機能:毎日の練習記録が自動的に残るので、後から見返すことができます。
サポート情報
- iOS7以降
- iPad2以降
課金情報
- 1か月、6か月、12か月の3種類の購読があるようです。
- いずれも大体週に¥150くらいの利用料です。
なんて良心的。。
レビュー
クールで直感的。使い易いUI
作者はTokyo iOS Meetupの運営に携わっている方で、アプリの完成度は相当高いです。練習ログのUIなど、とてもクールで気に入りました。随所随所のアニメーションも気が利いています。
パターンの組み合わせが豊富
例えば "バスドラム" のチャプターであればバスドラムのパターンが24種類くらいありますが、それぞれのレッスンに進む前にベースとなる上半身のパターンを選びます。 画面左側のペインが上半身のパターンです。
こんな難しそうなのもありました。ヒー。
気になる練習画面はこちら。さっきの画面で選択した上半身のパターンをベースに、16部音符までですべての可能な組み合わせのバスドラムパターンが練習できます。正直ここまで本格的だと思わなかったのでびっくりしました。
今日は1時間スタジオに入って、一番簡単なやつですべてのバスドラムパターンをこなしました。
日本語対応されてない部分が残っている
レッスンのイントロダクションの動画など、英語オンリーなところも残っていました。特にアプリの使い方のチュートリアルが全部英語で、しかも私はiPad mini2を使っていて文字も小さく見えてしまって、ちょっとつらかったです。
ま、基本的にレッスンに入ってしまえば音符とサウンドだけ追っていればいいので、日本語も英語も関係ないですけどね。
あったらいいなと思う機能
自分でパターンを作曲する機能
自分の好きなドラマーのドラムソロを徹底的に練習することもできるし、他の人とシェアすることもできればもっと楽しいかもな、とかいろいろ想像は膨らみました。 実際の録音からそのままリズム譜にしてくれたら楽なんですけどね。
3連符
この記事を書き終わる頃に気づいたのですが、基本中の基本である3連符は、どこにも見当たりませんでした。実装が難しいのかな?
3拍子や5拍子など変則的なものもありませんでした。これくらいUIがクールなら、上原ひろみみたいな複雑なパターンがあっても良さそうなのですが、なんて。。
まとめ
まとめると確かに、すべてのドラマーが持っているべきと言っても過言ではないアプリだと思いました。
個人練習の時は「SYNCOPATION for the modern drummer」という教本をよく持ち込んでいたのですが、このアプリを使う場合はiPadだけあればいいので、ちょっと身軽になり、助かります。(もうそろそろ楽譜をいちいち紙に書くような時代でもなくなりますよね?) 何より楽譜がちゃんと読めなくても再生ボタンを押せば耳から入ってくるので、相当捗りました。部分的な練習ができる "Groove Breakdown"機能は、初心者にはかなりありがたいのではないでしょうか。
もちろんドラムの音をすべてミュートすれば、ただのメトロノームとしても使えます。 アマチュアドラマーの皆さんは是非試してみてはいかがでしょうか?まずはiPadが必要ですので、持ってない方はお近くのApple Storeへ。。